ES軍、シナイ半島過激派掃討を開始。ラファール投入
エジプト=スーダン空軍はES、イスラエル間で調整が行われていた過激派掃討作戦を開始したことを発表した。今回の過激派掃討は大規模なものでエジプト=スーダン陸軍3500人とイスラエル陸軍がシナイ半島に投入される他、エジプト=スーダン海軍、空軍、警察組織が支援にあたるとされている。
今回の作戦で投入されるラファールは、フランスが開発した戦闘機であり購入後、一部を独自改良したものとなっている。
シナイ半島には、イスラエル軍撤退を境にイスラム過激派がほぼ全土で台頭、一時はシナイ国の蜂起を許してしまった。
作戦予定地域はシナイ半島北部とガザとイスラエルの国境付近の過激派の空爆と南部の過激派の攻略である。
また、イスラエル陸軍はヌウェイバを拠点に過激派掃討に先駆けエジプト=スーダンとの連携を行う。
イスラエルとはガスパイプライン建設も予定されており、過激派の掃討がエジプト=スーダン、イスラエル両国のインフラを支える上で重要課題である。
エジプト=スーダン陸軍が保有しているアメリカ製戦車エイブラムスは、レーザー測遠器と赤外線映像装置を組み合わせた火器管制システムによる高精度射撃を可能としている。
また、改良型であるM1A2SEPは全天候型全周視察装置、自己位置測定・航法システム、戦車大隊レベルで車両相互のデータ交換ができる通信装置などを搭載。SEPはシステム拡張パッケージの略で、搭載電子機器をデジタル化するとともに戦車部隊を旅団単位で指揮・統制する戦術ネットワークシステムに接続が可能となり、さらに高度な部隊運用が実現した。
エジプト=スーダンのサーラキー・ゾルヒー陸軍大将国防・軍需大臣は「今回の過激派掃討作戦は我が国にとってもイスラエルにとっても重要なことである。我々の兵士は戦場で共に肩を並べることになるが、彼らのように両国が手を取り合い、今後の交流を進めていくことは不安定な中東情勢に役立つだろう。」と述べた。
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