イスラエル軍、シナイ半島撤退へ正式に着手

イスラエル軍はES、イスラエル両国政府間で行われた合意に基づき、シナイ半島からの撤退に着手した。

現在シナイ半島にはイスラエル側の安全保障の観点から軍が駐留している。
しかし、近年の両国の接近に伴う平和、友好への取り組みの1つとして、撤退に踏み切ったと考えられる。
シナイ半島は地理的にスエズ運河に近く、ESにとってイスラエル軍の存在を排除できるのは政治的にも軍事的にも悲願といえるものであるだけに、ヘブラーフ首相にとって追い風になるものであろう。

ES王国防衛長官ゾーズィー氏は「以前から両国間で撤退に向けた話し合いと調整を進めていたため、イスラエル側の撤退は順調に進むだろう。
また、過激派掃討のための協力は我が国がイスラエルに要請したものであり、清華による”イスラエルのエジプトに対する軍事的意欲は中東の安全を阻害するものに他ならない”との発言は事実無根である。
テロリズムとの戦いは1国のみではなく他国とも協力しつつ行うものであり、我々は断固とした態度で進めていく。新基地については我が国が要望した場所になるだろう。
その他には、合意には至らなかったが我が国はパレスチナ問題解決に向けて努力する。パレスチナ人を支持することは変わらないが、ユダヤ人と手を取り合うことが出来るのであれば歓迎する」と明かした。

[FNH]カイロ国際通信 日本語版

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