スエズ運河にて貨物船座礁
本日午前7時40分ごろ、中国からオランダに向かう貨物船がスエズ港付近で座礁した。
当時は強風と砂嵐が発生し視界が悪かったという。
貨物船の大きさは全長400メートル、幅59メートル、重さ20万トンで、船は座礁後運河を塞ぐ形で停止しており、双方向から来る船は足止めを余儀なくされている。
現場にはすでにサルベージ会社のエンジニアなどの職員が派遣され、タグボートや浚渫船を使った船の離礁作業が進められているものの、時間を要するとのことだ。
ヘブラーフ首相は「2〜3日ほどで復旧させたいが、状況によってはしばらくかかるかもしれない。正確な情報を伝えられるように尽力する」と発言し、スエズ運河の早期復旧への意欲をみせた。
スエズ運河は全長約193キロの地中海と紅海を結ぶ運河であり、アジアとヨーロッパをつなぐ重要な場所である。また、エジプト=スーダンにとって主要な国家収入でもある。
代価ルートとしては南アフリカの希望峰を回る方法があるが、さらに2週間ほどかかるとされている。
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